10人中〇人が経験！？こむら返りが起こる理由とは

こむら返りとは

意識していない強い筋肉収縮が突然発生し、つって痛みを伴う症状を俗にこむら返りと言います。
健康な方でも激しい運動や長時間の立ち仕事の後には下肢を中心に起こることがありますが、10人中多くて9人が経験。
そして50歳以上のほぼ全員が一度は夜中のこむら返りを経験しており、60歳以上の6%が毎晩こむら返りに襲われているという報告もあります。

なぜ起きるのか

一般に、筋肉の細胞はカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、水素の各イオンのバランスによって反応のしやすさが決まるのですが、健康な人ならば過剰なイオンは尿や汗などから排出され、反応性がちょうどいい範囲内におさまるよう調節されています。
ところが、睡眠時は汗を多くかいており脱水傾向にあります。さらに全身をほとんど動かさない為、心拍数も減り、血行は低下します。
こういった悪い状況でイオンのバランスが崩れている時に、たまたま寝返りをうったり筋肉に刺激が加わると、筋肉の細胞が暴走して、過剰な収縮が発生しやすくなってしまうのです。

本当に痛いですよね～(´;ω;｀)

予防する為には

こむら返りが起こったとしても、ほとんどのケースでは一過性の現象ですので、ストレッチとマッサージをする程度で大丈夫です。
こむら返りを起こりにくくする予防法としては、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動や運動後のストレッチ、ミネラルの入った水分の積極的な補給、アルコールや煙草の減量、疲れやすい靴を避けるといったことが基準となります。
また、理想の寝返り回数は一日20回とされています。
布団の中で体をポカポカに温めることにより体は冷たい場所を自然と探し寝返りをうちます。なので眠る時の体勢は軽く膝を曲げて横を向いて眠るとつりにくく良いでしょう。つりやすい部位を湯たんぽなどで温めておくことも予防になります。

皆様の生活がより良いものになるお力になれたら幸いです。